先日、初めて歌舞伎を鑑賞してきました。歌舞伎といえば、長くて、理解できない言葉で、敷居が高いというステレオタイプを持っていたのですが、実際に劇場に行ってみるとそれが大きな誤解であることがわかります。華やかな衣装、楽しいアドリブ、美しい舞、どれも最高に素晴らしいもので、すっかり歌舞伎ファンになってしましました。また、一緒に鑑賞した友人も同じように感動していたようで「すごい」という一言だけでもお互いの感動を共有できたように思います。ただ、これを歌舞伎を見たことのない人にどう伝えたらいいのか、私にはわかりませんでした。一生懸命身振り手振りで表現してみてもやはり言葉にしなければ、相手の人間が認識することは難しいようです。やはりコミュニケーションにおける言語の役割は非常に大きなものだな、と実感しました。最近では、若い人の中にはなんでも「ヤバイ」という一言で表現する人がいますが、その意図が正しく相手に伝わるかは確証がありません。反対に、豊かな語彙で表現したとしても相手がその語彙を知らなければその意図もまた伝えることができません。互いに正しく相手の意図を理解するためには、より多くの語彙を共有する必要があります。そして、そこにこそ国語教育の意義があるのではないでしょうか。
DANNAmethod BUILdBOARD所属
国際基督教大学4年 渡邊 未奈




